今回は、投資信託のおすすめの買い方、「積立投資」(ドルコスト平均法)をご説明します。
・積立投資とは何か
・積立投資のメリットとデメリット
・積立投資の始め方、やり方
始めに、積立投資のメリットについて、結論をお伝えします。
・購入価格を分散できる(高値掴みを回避できる)
・少額から購入できる
・一度設定すれば、あとはほぼ自動化できる
投資の始め方もあわせてご紹介しますので、参考になれば幸いです。
積立投資とは?

積立投資とは、
です。
積立投資のメリット

メリット①購入価格を平準化できる
毎月購入するので、購入価格が平準化され、「市場が最高値のときに一括投資してしまうこと」や「最安値のときに買い損ねること」を避けることができます。
投資信託は、日々価格が変動します。
例えば、投資信託を1万円ずつ買うとしましょう。
1万円の時は1株買えます。
1万2500円の時は0.8株しか買えません。
8000円の時は1.25株買えます。
上記のように、株価が高い時には少しの量を買い、株価が安い時には多くの量を買うことができます。
メリット②少額投資が可能
少額から投資を始められるので、一度にまとまったお金の用意が難しい人にとってもお勧めです。
メリット③設定すれば運用はお任せ
購入する投資信託と購入額を決めて、設定すれば、あとは自動的に買付してくれるので、手間がかかりません。
楽天証券については、「楽天証券での積立投資の設定方法」をご覧ください。
積立投資のデメリットは?

ただ、購入するタイミングを自分で判断しなくていいので、投資初心者の方には、積立投資がおすすめです。
積立投資の始め方

実際に積立投資を始める際に、ポイントは4つあります。
①ネット証券で、つみたてNISAを開設する
ネット証券がお勧めです。ネットで簡単に申し込むことができます。
わが家は楽天証券を利用しています。
まだネット証券をお持ちでない方は、つみたてNISA口座も一緒に申し込むことができます。
つみたてNISAで満額購入してさらに余剰資金がある方は、iDeCoや特定口座で購入してもいいでしょう。
②収入の1〜2割を購入に充てる
毎月の給与から先に天引きしておくことで、確実に投資資産を回せるようにしておきましょう。
収入の一部を残しておく教えは「バビロンの大富豪」という名著でも紹介されています。
③低コストの商品を購入する
買うときの手数料が無料(ノーロード)のインデックスファンドを買いましょう。
④長期投資を行う
できるだけ長期で保有しましょう。
基本は買い持ち(バイ&ホールド)しましょう。
短期的には市場の状況によって一時的に価格が上下していたとしても、長期的には評価益を得られる確率が高まるからです。
生活防衛費は現金で備えるようにしましょう。
まとめ
・購入価格を分散できる(高値掴みを回避できる)
・少額から購入できる
・一度設定すれば、あとはほぼ自動化できる
2020年、コロナショックで株価は下落しましたが、その後の株価市場の回復はご存じのとおりです。
今は少額でも、長い目でみれば大きな成果が現れてきます。
銀行の預金金利は0.001%と、預金では増えない時代ですので、適切なリスクをとって、投資により着実にご自身の資産を増やしていきましょう。
少額の投資に関心のある方には、「3000円投資生活デラックス」という本が参考になります。
また、積立投資に関心のある方向けに、「ほったらかし投資・始め方ガイド」にまとめています。