資産を増やしていくために、投資は欠かせない選択肢の1つです。
今すぐ投資を始めたくなりますよね。
でも投資を始める前に、準備しておきたいものがあります。
それは「生活防衛資金」です。
結論、生活防衛資金は当面の生活費のことで、目安の金額としては、
- 会社員なら、生活費6か月分
- 自営業なら、生活費1年分
を確保しておきたいところです。
生活防衛資金って何?

生活防衛金とは、急な出費に備える現金のことです。
例えば、
・病気やケガ、長期入院
・予期せぬリストラ
などで収入がなくなってしまった場合に、一時的に生活をまかなうお金です。
どうして生活防衛資金が必要なの?
長期的には、株価が上昇する可能性が高いと言われていますが、短期的には暴落局面を迎えるリスクがあります。
長期投資の原則は、「買ったら売るな(バイ&ホールド)」です。
長期的に投資と向き合うための安心材料として、生活防衛資金が役立ちます。
生活防衛資金がない場合
生活防衛資金を準備していなかった場合を考えましょう。
もしコロナショックのような暴落時に、まとまったお金が急に必要になった場合、保有する投資信託を売却して、お金を工面しなければなりません。
株価が暴落している時に、売ってしまったら損ですよね。
生活防衛資金がある場合
次に生活防衛資金を準備している場合を考えていきましょう。
急な出費があった場合、生活防衛資金を充てることができるので、株を手放す必要がありません。結果、株価に左右されることなく、支出に対応することができます。
つまり、生活防衛資金は、長期投資に安心して向き合うための心強いパートナーになってくれるのです。
生活防衛資金はいくら必要?

では生活防衛資金は、いくら確保すればいいのでしょうか。
目安をご紹介します。
- 会社員なら、生活費6か月分
- 自営業なら、生活費1年分
が目安になります。
会社員は自営業に比べて、失業保険や傷病手当などの福利厚生が手厚いので、少なめで見積もっています。
一方、著書「お金は寝かせて増やしなさい」(水瀬ケンイチ)では、
「生活費の2年分」を銀行預金など流動性の高い金融商品で確保することが望ましい
と紹介されており、意見が分かれるところです。
「いざという時、帰れる実家があるか」など、ご家庭の状況によって必要額は変わるので、一度試算してみてください。
生活防衛資金をどうやって貯めるか

生活防衛資金を貯める流れとしては、まず節約が大切です。
通信費や保険代など固定費の見直しをすれば、年間60万円以上の節約は十分可能です。
「年間100万円の節約術」を参考に、節約に取り組んでほしいと思います。

家計管理のため家計簿をつけることも大切です。おすすめの家計簿アプリは、マネーフォワードMEです。
・銀行やクレジットカードの利用明細を自動で取得
・取得した利用明細を自動仕訳け
・現金を利用した時はレシート撮影で簡単入力できる
・家計簿のテンプレートが見やすい
生活防衛資金の預け先はどこがいい?

生活防衛資金の預け先は、ネット銀行がおすすめです。
管理しやすくするために、生活費の口座とは分けて、別の銀行口座に預金する方がいいと思います。
おすすめの銀行口座
わが家では、普通預金金利の高い、楽天銀行に預けています。
楽天銀行は楽天証券と連携することで、普通預金の金利が0.1%になり、とてもお得です。
多くの銀行の預金0.001%と比べれば、100倍も差があります。
楽天銀行についてはこちらの記事をご覧ください。

まとめ
投資を始めるにあたって、生活防衛資金を貯める必要性について、説明してきました。
目安の金額としては、
- 会社員なら、生活費6か月分
- 自営業なら、生活費1年分
です。
長期投資のパートナーとして、まずは生活防衛資金の確保を優先していきましょう。
そのためには節約が有効です。
「節約はノーリスクの投資」です。
生活防衛資金が貯まったという方は、実際に投資を始めてみましょう。
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