2025年12月下旬、第二子となる長男が誕生しました。
このタイミングで、私は1年間の育児休業を取得することを決めました。
私は地方公務員として、一般事務職に就いています。
妻は不妊治療を経ての妊娠・出産ということもあり、子どもが3歳になり幼稚園に入園するまでは、妻は仕事を離れ、専業主婦として子育てに専念することにしています。
育児休業を取得した背景や思いを、少しでも誰かの参考になればと、ここに綴ってみようと思います。
今後も育休中の気づきや、家族との日々を少しずつ発信していけたら嬉しいです。
男性の「長期育休」は、まだまだ珍しい
最近では、職場でも男性職員が短期間(1週間〜1ヶ月ほど)の育休を取得するケースは少しずつ増えてきた印象があります。
ただ、それ以上の期間となると、まだまだ珍しく、ハードルも高いのが現実です。
実際、同じ職場の同僚(男性)が3ヶ月の育休を希望したところ、「職場が回らないから1ヶ月にしてほしい」と上司から言われ、泣く泣く短縮したと聞いたときは、正直ショックでした。
それでも私は、「1年」という期間を選びました。
その理由を、これから記載します。
1年間の育休を選んだ6つの理由
① 一人目の時、1ヶ月では「足りなかった」
長女が生まれた時、私は1ヶ月の育休を取ったのですが、ちょうど妻が里帰りから戻ってくるタイミングだったため、実質的には新生児期のお世話に関われないまま終わってしまいました。
そのことが、「もっと一緒に過ごしたかった」、「育児に関わりたかった」と心残りとなっていました。
② 子どもの成長を、間近で見届けたい
赤ちゃんの成長は本当にあっという間。寝返り、ハイハイ、離乳食…。毎日が初めての連続です。
一緒に過ごす時間をしっかり取ることで、その一つひとつを味わいたいという思いが強くありました。
③ 妻が大変なのは「産後すぐ」だけじゃない
一人目の育児で実感しましたが、赤ちゃんが1歳になるまでの1年間は、本当に体力も気力も必要な時期です。
そして今回は、上の娘もいます。
3歳の長女を見ながら、家事も育児も妻1人で担うのは、さすがに大変だなあ感じました。
妻を支えたい、そのためにも自分が家にいたいと考えました。
④ 家族と、いろんな体験をしたい
夫婦ともに旅行が好きなので、育休中に子どもたちと一緒に、家族でいろんな場所を訪れてみたいと思っています。
育休は、そんな「かけがえのない時間」をつくる絶好のチャンスだと感じました。
⑤ 一生に一度の機会。逃したら後悔する
人生の中で、「子どもとこんなに濃密に過ごせる時間」はおそらく今だけ。
子どもが10歳くらいになると、親よりも友達と遊ぶようになるでしょう。
この機会を逃したら、きっとあとで後悔する。そう思ったのが、決断の後押しになりました。
⑥ 育休を取ったからこそ、見える景色がある
育休を取ることで、日々の仕事からいったん距離を置き、家族や子どもと向き合うことができます。
その中で初めて見えるもの、感じるものがきっとあると思いました。
また、将来、後輩たちが育休を取りたいと思った時に、少しでも背中を押せる存在になりたいとも思っています。
最後に
男性の育休取得は、今まさに過渡期。
それでも、誰かが一歩を踏み出さないと、社会は変わっていかないと感じています。
育休期間中の1年間、家族との時間を大切にしながら、育児に全力で向き合っていきたいと思います。
今後も育休中の気づきや日々の出来事を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。
1年間の育休に踏み切れた要因
とはいえ、お金の面で心配があると思い切った選択はできません。
節約や投資で家計を強化していたことが、1年間の育休に踏み切れた大きな要因の1つです。
普段から固定費の見直しや、インデックス投資、高配当投資を実践していたので、育休を取得しても収支の見通しを立てることができたのは本当に大きいと考えています。
お金は人生の選択肢を広げてくれると実感しました。
育休手当金と生活費の試算
具体的に試算した内容をご紹介します。
我が家の年間支出額は、ざっくりと400万円です。
一方、収入に関して、私の育休手当金は200万円、妻は無職のため育休手当金は0円。
私の貯金(生活防衛資金)が90万円程度。
不足する110万円を、投資信託を売却して捻出する予定です。
実際には旅行の費用もあると思うので、もう少し投資信託を切り崩すことになると思います。
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