“行きたくない!”から“楽しかった!”へ。3歳娘の登園しぶり、その乗り越え方
2025年4月から娘が幼稚園の年少クラスに入園しました。
これまで一時預かりは利用していたものの、保育園には通っていなかったため、娘にとって“園に毎日通う”のは初めての経験でした。
そのため、私たち親は「楽しんで通ってくれるだろうか」と心配していました。
1週目:ドキドキの入園スタート
バス通園を選んだ娘は、当初「バスに乗れる!」と楽しみにしていました。
とはいえ、いざその日を迎えると緊張したのか、バスの先生に抱きかかえられての登園になりました。
途中から給食も始まり、「今日の献立は何かな?あ、ゼリーが出るよ」と気を紛らわせる作戦でなんとか1週間を乗り切りました。
2週目:不安的中、「行きたくない」の始まり
週末から咳と鼻水の症状があり、念のため月曜は休園。
すると、翌火曜日から「幼稚園行きたくない」「家にいたい」と言い出しました。
そこでバス通園はいったん諦め、「先生に休みますと伝えに行こう」と車で送迎に切り替え。
到着すると、娘は泣きじゃくり、先生が察して抱っこで教室へ。泣き叫びながらも、その日は何とか登園できました。
水曜も同様に登園しましたが、木曜にはママにしがみついて離れようとせず…。
金曜には、担任の先生に抱きついて20分泣いていたとのことです。
変化の兆し:先生に心を開き始めた娘
この週の終わり、私たちはある変化に気づきました。
木曜までは「ママにしがみつく」だったのが、金曜には「先生に抱きついて泣く」に変わったこと。
帰宅後に、幼稚園ごっこをするようになったこと。
少しずつ、園や先生に安心感を持ち始めたのでは?と感じるようになりました。
親の対応:無理に通わせない、でも連れていく
娘の「楽しいよ」という言葉を信じながら、私たちは毎朝“連れていく”ことを続けました。
「どうして行きたくないの?」と聞くと、娘はこう答えました。
「だって寂しいんだもん。」
そりゃそうです。家にはパパもママも、弟もいますから。
でも、せっかく「楽しい」と思える幼稚園。きっと慣れれば大丈夫だと思い、少しずつ距離を縮めるようにしました。
嘘も方便?乗り越えるための工夫
登園を渋る日には、こう声をかけました。
「幼稚園で先生に挨拶して、それでも行きたくなかったら帰ろうか」
「今日はパパとママ、用事があって公園には行けないんだ。ごめんね」
実は用事はなかったのですが、「登園してみよう」と思ってくれるきっかけになるなら…と、苦渋の決断でした。
ハプニングも乗り越えて、登園できた!
ある日、頼みの担任の先生がまさかの年休で不在。
代替の先生に対し、娘はギャン泣き。髪を引っ張るほどの抵抗でしたが、それでも登園できました。
その翌日は担任の先生が復帰し、娘は安心して登園。
そしてゴールデンウィーク明け、親の心配とは裏腹に、娘はすんなりと登園してくれました。
振り返って:我が家の“あの手この手”戦法
幸い、娘にとって幼稚園は「楽しい場所」だったこと。
そして、担任の先生が本当に信頼できる方だったこと。
これがあったからこそ、私たちは“とにかく連れていく”作戦を選ぶことができました。
我が家の具体的な工夫:
バス通園→親の送迎に切り替え
給食や行事など「楽しみなこと」の話をして気持ちを向ける
泣いても先生に抱っこで預ける(本当に感謝しかありません)
「親は用事があるから一緒にいられない」作戦も活用
もしも娘にとって幼稚園が「イヤな場所」だったら、もっと違う対応が必要だったかもしれません。
でも5月7日以降、娘は毎日笑顔で通ってくれています。
おわりに
子どもの「行きたくない」は、決してわがままではなく、「不安」や「寂しさ」の裏返し。
「家族と離れる」という初めての経験に、娘なりに懸命に向き合っていたのだと思います。
少しずつ園生活に慣れていった娘の姿に、親たちも成長を感じました。
そして、子どもの気持ちに寄り添いながらも、環境に慣れる後押しをすることの大切さを実感しました。
次の課題は「バス通園に戻れるか」。
しばらくは娘のペースを大切に、見守っていこうと思います。
追記
6月以降は、バスにも乗ってくれるようになりました。
また、夏休み明けも、ぐずることなく、登園してくれています。
友達と遊ぶのが楽しいらしく、親の心配は杞憂となりました。
男性公務員の育休
私は第2子が生まれた際、1年間の育休を取得しました。
その際の経験もまとめたので、どうぞご覧ください。

